【キングダム】史実から見た呂不韋(りょふい)をどこよりも詳しくまとめてみた!

   

先見の明を持つ男、呂不韋(りょふい)

みなさん、どうも!
torajirouです。

今回は呂不韋(りょふい)ですね!まさに秦王・政(しんおう・せい)の宿敵というべき男。

『はたして政(せい)はこの男を超えられるのか・・・』

 

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先見の明を持つ男、呂不韋(りょふい)

 

初めて呂不韋(りょふい)が登場したときは

『本当にこんなすごい奴、超えられんだろか?』

と、思っていました。(笑)

本人もさることながら呂氏四柱(りょししちゅう)がまた、影響力が凄かった!

そんな非常に強い立ち地にいる呂不韋(りょふい)は史実ではどんな人物だったのでしょうか?

 

奇貨居(きかお)くべし

 

「奇貨居くべし:これは珍しい価値を生み出す人物だ。我々が投資すべきだ」

漫画キングダムでは趙(ちょう)の生まれということですが、史実では 衛(えい) という国の生まれだそうです。

春秋戦国時代の衛(えい)は 魏(ぎ)と韓(かん)に属している国だったということです。

そこで呂不韋(りょふい)は商人の子として生まれ、若い頃より各国をめぐり商いに励んでいたそうです。

そんなある日。
趙(ちょう)で商いをしていた時に、みすぼらしい子供を見かけます。

聞く話しでは、その子供の名は異人(いじん)といい、秦(しん)の王族の子なのですが、趙(ちょう)に人質として置いていかれたとのこと。

ここで呂不韋(りょふい)は思いつきます。

「この子供はもしや・・・」。

「後に大きな価値をもたらすやもしれぬな・・・」。

そして、呂不韋(りょふい)は衛(えい)に戻ると父親にこのことを話します。

大商人として、大金は持っているから、あとは地位を手に入れるだけだった呂不韋(りょふい)。

何度となく、父親と話し合いますが、父親はその都度反対をしています。

それもそのはず。父親の反対は理にかなったものだったのです。

それは、異人(いじん)には20人以上の兄弟がいるということ。

ですから、王位につかせるのは非常に難しいわけです。

加えて、異人(いじん)の母親は昭王(しょうおう)の息子、安国君(あんこくくん)からは、放置されているような状況だったのです。

要は、人質という名目で異人(いじん)を捨てた!

さらに、ひどい生活環境の中で育った異人(いじん)は、身分の低い子供と変わらないくらいの学力しかないはず。

「これは商いにもなっていない」。

呂不韋(りょふい)の父親はこう断言したのです。

ところが、呂不韋(りょふい)には勝つ見込みにしか見えません。
自分が思い描く計画のすべてを父親に打ち明けます。

誰よりも自分の息子である呂不韋(りょふい)の才能を理解している父親。

親子の話し合いはまとまりそれを買おうという結果になります。

思い描いていた計画が認められた呂不韋(りょふい)は趙(ちょう)に向かい、のちの秦(しん)に国王となる異人(いと)と初めて向かい合います。

そして、呂不韋(りょふい)の野心はここから加速していくのでした。

 

異人(いと)を王位へ

 

呂不韋(りょふい)はすぐに、大金を異人(いじん)に与え、自らの名を世間に広めるように指示をします。

それは礼儀作法を学び、趙(ちょう)の社交界へと顔見せしたりということでした。

その間、呂不韋(りょふい)は後の孝文王(こうぶんおう)のお目当てとなる華陽夫人(かようふじん)と話し合います。

この面談の真意は 「異人(いじん)の売り込み」 です。

安国君(あんこくくん)はだいぶお年を召されている。

安国君(あんこくくん)には子供がいないので、昭王(しょうおう)のお目あてとなる人物に異人(いじん)を養子にしてもらう事が狙いだったのです。

呂不韋(りょふい)は自己紹介も早々に異人(いじん)の売り込みに力を尽くします。

ですが、もちろん、いきなり見知らぬ男がやってきて、見知らぬ子が自分を慕っているという話しをされるのです。

「だからなに?」

華陽夫人(かようふじん)はおそらくこう思ったことでしょう。

呂不韋(りょふい)からの売り込みをされた華陽夫人(かようふじん)は早々に話しを終らせたに違いありません。

華陽夫人(かようふじん)にしてみれば、わけのわからない話だったことでしょう。

ところが、このわかりきっていた展開に呂不韋(りょふい)はほくそ笑んでいたのでした。

それは、呂不韋(りょふい)には華陽夫人(かようふじん)の感情や態度などはどうでも良かったからです。

呂不韋(りょふい)が秦(しん)に出向いた真の目的はこのあとの展開にあったのです。

次に、呂不韋(りょふい)はたくさんの貢ぎ物を持って華陽夫人(かようふじん)の姉のところに足を運びます。

そして、今回の計画の一部を話します。

「異人(いじん)を華陽夫人(かようふじん)と安国君(あんこくくん)の養子にすること」。

「子がない華陽夫人(かようふじん)は、安国君(あんこくくん)が亡くなると、今の地位を失うということ」。

この話しを聞いた華陽夫人(かようふじん)の姉は、協力することを約束します。

異人(いじん)が王位につけば華陽夫人(かようふじん)は太后(たいこう)。

その姉も言うまでも無く、いまより上の地位を得ることは間違いありません。

このいい事ずくめの美味しい話に乗らない手はないと考えたのでしょう。

すぐさま、姉は華陽夫人(かようふじん)と話しをします。

安国君(あんこくくん)はもう高齢なので、子供はもう望めそうもないから、早めに才能のある子供を養子にするべきと告げます。

王族の血をひきつつ、才能のある子・・・。この言葉に華陽夫人(かようふじん)は見知らぬ男が話いた子供のことを思い出すのでした。

自分を慕ってくれている、賢い王族の子の話しを・・・。

一方、趙(ちょう)に帰ってきた呂不韋(りょふい)は異人(いじん)にこの良い知らせを話します。

異人(いじん)は喜び、呂不韋(りょふい)を公式に後見とします。

後見とは主人の仕事や生活上の困りごとを協力しながら支援する役割。

異人(いじん)が王となれば、呂不韋(りょふい)は王と同じ影響力を持ったともいえます。

その後異人(いじん)は、養子となって、子楚(しそ)という名前に変わっています。

これで、残るは王が死ぬのを待つだけとなったのです・・・。

そして時は過ぎ、紀元前252年。昭王(しょうおう)が亡くなります。

そして安国君(あんこくくん)が 考文王(こうぶんおう) として即位しますが、たったの1年で亡くなります。

こうして子楚(しそ)は王位につき呂不韋(りょふい)は丞相(じょうしょう:現在の首相)となります。

そして10万戸という大きな領土を得て、文信侯(ぶんしんこう)という名前も授かります。

呂不韋(りょふい)の握った権力は右に出るものはいなかったとあります。

こうして呂不韋の計画はうまくいきます。
大きな財産と圧倒的な権力を一代で手にしたのです。

この頃の呂不韋(りょふい)は、優秀な学生を3000人。召使いを10000人も抱えていたそうです。

この3000人の知識を使って「呂氏春秋」という書物を著わしたともあります。

書物を自慢してこれを市(繁華街)に置いて、この書物は完璧だ。もし1字でも増やすか減らすかできた者には金一千を与えると触れ回ったとあります。

金一千というのがどれぐらいの価値があるか分かりませんが
よほどの自信があったのでしょう。

まさにやりたい放題ですね♪

ところが、自ら手に入れた財産と権力を、自らの手で失ってしまうことになります。

 

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呂不韋(りょふい)の最期

 

漫画キングダムでも史実通りに破滅に向かっている呂不韋(りょふい)ですが、史実でも、実際に悪行があったとされます。

かつて、呂不韋(りょふい)と政(せい)の母は恋仲でした。
しかし、異人(いじん)が気に入ってしまい、譲ってくれと言い出したのが事の始まりでした。

ここまできて異人(いじん)の機嫌を損ねてはと、政(せい)の母を差し出します。

そして時は過ぎ、異人(いじん)は秦(しん)の王となりますが、即位して5年で亡くなります。

男がいなくなった政(せい)の母(大后:たいこう)は元恋人の呂不韋(りょふい)とよりを戻そうとします。

未練が無かったわけではない呂不韋(りょふい)はここで太后(たいこう)と関係ができてしまうわけです。

しかし、太后(たいこう)のあまりに強い性欲に付いていけず、加えて、関係が政(せい)に気付かれる可能性があったので困っていました。

太后(たいこう)を満足させつつ、自身との関係が気づかれないようにする方法をなんとかして見つけなくては・・・。

そして、呂不韋(りょふい)は思い出します。学生の中に、精力絶倫の嫪毐(ろうあい)がいたことを。

嫪毐(ろうあい)を後宮に送り込めるように偽装して、太后(たいこう)の夜の相手をさせます。

太后(たいこう)は嫪毐(ろうあい)に大満足。呂不韋(りょふい)もホッと胸を撫で下ろしたことでしょう。

しかし、穏やかな王宮の中で、呂不韋(りょふい)はキレを失ったのか、この一件は思いがけない展開を迎えます。

なんと、嫪毐(ろうあい)と太后(たいこう)の間に子が2人もできてしまったのです。

そして、このことをきっかけに嫪毐(ろうあい)は太后(たいこう)を後ろ盾に権力を手に入れようという野望を持ち始めます。

これだけ目立てば政が気付かないわけがありません。

内偵によってこの事が明るみに出てしまった嫪毐(ろうあい)は軍を使って反乱を起こそうとします。

ところが、それも事前に政(せい)に止められてしまいます。捕まってしまった嫪毐(ろうあい)は「車裂きの刑」という、大罪人に適用される処刑方で亡き者とされます。

「車裂きの刑」とは手足に丈夫な縄を巻きつけ、それを力のある牛や馬に引かせて引きちぎるという処刑法で、とてつもない苦痛を伴う処刑だそうです。正気とは思えないですね。

嫪毐(ろうあい)の一族は皆殺しとなり、生まれてきた2人の子も処刑されたそうです。

そして、この大きな罪の責任は呂不韋(りょふい)にも飛び火します。

本来なら処刑もんのとこですが今までの秦(しん)の国への功労から死刑だけは免れます。

相国(しょうこく)という地位を無くし、領地も没収されてしまいますが、親交だけは無くなりませんでした。

数多くの人が呂不韋(りょふい)のもとに訪ねてきたとあります。

ところが、これを知った猜疑心の強い政(せい)は真っ先に呂不韋(りょふい)が反乱を起こすのではと疑います。

最近他国の軍事に関わる人物とあってるらしいな、武術で有名な人物と会って、何を話しているんだ?

といった内容の手紙が送られてきます。

当然、呂不韋(りょふい)はこの疑いを晴らすために誠意を持って返事を返したことでしょう。

しかし、それは届かず、呂不韋(りょふい)の言い分も聞かず、流刑に処されます。

通常であれば、当時流刑となると2~3年の間に自害しろとの命令が下るはずでした。

もは終わりだと悟った呂不韋(りょふい)は服毒自殺をしてしまいます。

こうして輝かしい人生は一変、誰にも最期を看取られることも無く
、自ら生涯の幕を閉じたのでした。

 

まとめ

 

どうもtorajirouです。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

それにしても、なんとも言えない呂不韋(りょふい)最後でしたね。

『実際に反乱を起こす疑いがあったのか・・・』

『それとも政(せい)の猜疑心が強すぎたのか・・・』。

呂不韋(りょふい)一派の李斯(りし) はこのとき何も言ってくれなかったのかな?

まぁ!へたに口出しすると自分の命が危なくなるそんた時代ですからね!

でも、相国(しょうこく)の位まで登りつめた能力の高さは凄いの一言ですね。

どれだけ調査してがんばればこうなるのか、商人として、人の心理を読む知恵を活かしながら、この時代の社会というもを深く知り尽くしていたのでしょう。

ところが、その才も使わなくなると、錆びていくのみ・・・。

こうして、結果的に見てみると、嫪毐(ろうあい)を後宮に送ってしまったことが、あまりにも軽率過ぎましたね。

その後の展開が読めない呂不韋(りょふい)だとは思えないのですが・・・。

「嫪毐ごときが・・。」と言う油断があったのかもしれませんね♪

 

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