【ワンピース】数字説『18年前の人造人間サンジの伏線!』

   


 

今回はワンピースに隠されていた数字の語呂合わせに関する考察をしていきたいと思います。

それでは、具体的に何をどのようにしてワンピースの謎を読み解いていけるのか。

まずは、「サンジの伏線」を話数の数字から語呂合わせをまじえて考察してみましょう。

 

スポンサーリンク

 

数字の語呂合わせでみる18年前の人造人間『サンジの伏線』

 

サンジは81巻で、戦争屋と呼ばれている海遊国家「ジェルマ王国」が保有する科学部隊「ジェルマ66」の王子だったことがわかっています。

このサンジが生まれた秘密を、尾田先生はどの時点からかんがえていたのでしょうか?

まずサンジという名前は、尾田先生が中学生の頃から書きためている設定ノートでは、もともと「ナルト」という名前だったそうです。

その後連載が始まった『NARUTUーナルトー』のことを知って、ナルトではなくサンジに変えたとONE PIECE GREENで明かしています。

ただし、サンジのグルまゆは最初の設定から決まっていだそうで、この奇妙なグルまゆという設定から、サンジの伏線がどこからはじまっていたのか解き明かすことができそうです。

 

サンジの伏線 1

 

まずサンジのグルまゆは初登場の時からもちろんぐるぐるしていました。

初めの頃は左のまゆ毛は髪の毛で隠されていました。

後半の新世紀からは逆に右側のグルまゆが隠されていて、両方のまゆ毛は数字の「66」を反転させた「∂∂」になることから、第5巻第43話『サンジ登場』(18年前の98年公開)からすでに設定されていたことがわかります。

つまりジェルマ王国(ジェルマ66)からのハミダシ者「∂∂」という設定です。

これはサンジの恩人ゼフが元クック海賊団であることからクック⇒「99」⇒「66の逆さま」であることからも間違いないでしょう。

 

サンジの伏線 2

 

さらに重要となるのが、サンジと同じ日に生まれたイチジ、ニジ、ヨンジが、鉄のような硬い体をもつ「人造人間」だったという設定です。

さすがにこれは後付けの設定でしょう?

と多くのファンが思うかもしれませんが、それは尾田先生をナメすぎです。

この設定も第5巻の時点で、ちゃんと伏線を確認できるのです。

それがわかるのはサンジが初登場した第5巻43話、海軍大尉「鉄拳のフルボディ」との以下のやりとり。

フルボディ

「うまい・・・! このほのかな香りは・・・ 北の大地ミッキュオの大地のかおりか 軽い酸味にコクのある辛口 このワインは・・・ イテュルッブルガー・シュタインだな !! 違うかウェイター?」

サンジ

「クソ違います お客様」

フルボディー

「オイオイどうなってんだ 確かに おれは今のワインを出せと 店主(オーナー)に予約入れといたハズだぜ !!! 」

(第5巻43話)

この鉄拳のフルボディのセリフはとても重要です。

ひとつずつ単語の意味を考えていきましょう。

 

スポンサーリンク

 

まず、「北の大地」という単語はのちに判明する、サンジの生まれ故郷「北の海(ノースブルー)を示しているのではないでしょうか。

「北の海(ノースブルー)と言えば、コラソンが言っていた悪が渦巻いている「北の海(ノース)の闇」と童話「うそつきノーランド」が想い起こされます。

サンジ

「うそつきノーランド」!? へー懐かしいなガキの頃 よく読んだよ おれはうまれは“北の海(ノースブルー)”だからな」

(第25巻227話)

この童話「うそつきノーランド」は第840話の回想シーンで登場し、そこでは幼い頃のサンジがしっかりと「うそつきノーランド」の本を読んでいるシーンが描かれています。

次に考えられるのは、「ミッキオ」という北の大地の名前です。

これはかなり難しいのですが、「ミッキオ」⇒「ピノキッオ」という、「ピノッキオ」を変化させた単語でしょうか?

嘘をつくと鼻が伸びる木の人形のピノッキオは、北の海(ノースブルー)の童話「うそつきノーランド」と「失敗作の人造人間サンジ」を連想させます。

そのように考えると恩人の「ゼフ」は有名な海洋小説「白鯨(はくげい)」で化け物クジラに足を食いちぎられた「エイハブ船長」+「ピノッキオに登場するゼペットじいさん」といったイメージなのでしょう。

そして最も重要なのがフルボディが注文したはずのワイン『イテュルッブルガー・シュタイン』です。

これはおそらく、ドイツの有名なワイン「ブュルツブルガー・シュタイン」を変化させた名前だと思われます。

ブュルツブルガー・シュタインは、ドイツのフランケン地方、ヴェルツブルグの一級畑シュタインとれたワインだそうです。

勘のいい方はもう気づいたかもしれません。

「鉄拳のフルボディ」が頼んだワイン『イテュルッブルガー・シュタイン』が暗示するもの、

それはフランケン地方のシュタインでとれた「ワインブュルツブルガー・シュタイン」がモデル⇒つまり、

「フランケン地方のシュタイン」は『フランケンシュタイン』であり、

失敗作の人造人間が登場する小説『フランケンシュタイ』を想い起こさせているのです。

これは失敗作の人造人間サンジへの伏線となっているとおもわれます。

ここでざっくりと原作の小説『フランケンシュタイン』の話しを確認しておきましょう。

 

スポンサーリンク

 

小説『フランケンシュタイン』のあらすじ

 

北極探検家ウォルトンは北極点に向かう途中で、衰弱した男を見つけて助けた。

男の名はヴィクター・フランケンシュタイン。彼はウォルトンに自らの体験を語り始めた。

スイスの名家出身のフランケンシュタインは科学者を志し故郷を離れてドイツで自然科学を学んでいた。

だが、ある時を境にフランケンシュタインは、生命の謎を解き明かし自在に操ろうという野心にとりつかれる。

そして、狂気すらはらんだ研究の末、「理想の人間」の設計図を完成させ、それが神に背く行為であると自覚しながらも計画を実行に移す。

自ら墓を暴き人間の死体を手に入れ、それをつなぎ合わせることで11月のわびしい夜に怪物の創造に成功した。

しかし誕生した怪物は、優れた体力と人間の心、そして知性を持ち合わせていたが、筆舌に尽くしがたいほど容貌が醜いものとなった。

そのあまりのおぞましさにフランケンシュタインは絶望し、怪物を残したまま故郷のスイスへと逃亡する。

しかし、怪物は強靭な肉体のために生き延び、野山を越え、途中、「神のわざ」(Godlike science) である言語も習得して雄弁になる。

遠く離れたフランケンシュタインの元へたどり着くが、自分の醜さゆえ人間達からは忌み嫌われ迫害され、孤独のなか自己の存在に悩む怪物は、フランケンシュタインに対して自分の伴侶となり得る異性の怪物を一人造るように要求する。

怪物はこの願いを叶えてくれれば二度と人前に現れないと約束するが、さらなる怪物の増加を恐れたフランケンシュタインはこれを拒否する(フランケンシュタイン・コンプレックス)。

創造主たる人間に絶望した怪物は、復讐のためフランケンシュタインの友人や妻を次々と殺害する。憎悪にかられるフランケンシュタインは怪物を追跡し、北極海まで来たが行く手を阻まれ、そこでウォルトンの船に拾われたのだった。

全てを語り終えたフランケンシュタインは、怪物を殺すようにとウォルトンに頼み、船上で息を引き取る。

また、ウォルトンは船員達の安全を考慮して、北極点到達を諦め、帰路につく。

そして、創造主から名も与えられなかった怪物は、創造主の遺体の前に現れ、彼の死を嘆く。そこに現れたウォルトンに自分の心情を語った後、北極点で自らを焼いて死ぬために北極海へと消える。

怪物のその後は誰も知らない。

 

これが小説『フランケンシュタイン』のざっくりとしたお話しです。

現代は『フランケンシュタイン』といえば、怪物の方をイメージしますが、原作では生命の設計図を完成させた科学者のほうが、フランケンシュタインという名前です。

それはまるで、人間の「DNA」のような「血統因子(けっとういんし)」を発見したベガバンクやジャッジのようです。

また、『フランケンシュタイン』の物語の舞台は北極とドイツですが、これは北極が北の海(ノースブルー)を、ドイツ⇒ゲルマン民族⇒ジェルマ王国(ナチスのイメージ)を連想させます。

もちろんフランケンシュタインはそのまま失敗作の人造人間サンジを示しています。

これこそが18年前に尾田先生が仕掛けていた、大いなる伏線なのです。

ヨンジ

「サンジ 人間は・・・作れるんだ !! ジェルマは代々“科学の国”・・・ 父もああ見えて 優秀な 科学者だった かのDr.ベガバンクと共に兵器の研究ををしていた」

サンジ

「・・・あいつがベガバンクと・・・!?」

ヨンジ

「若き日のな・・・その時ベガバンクが成した偉業こそ 生物の『血統因子』の発見・・・!!」

「こいつは一歩間違うと神の領域に達する いわば『生命の設計図』の発見だった」

(第840話)

人間は作れる。ジェルマ王国は「複製兵(クローン)」のほかに、「人造人間」も生み出せる技術をもっていました。これを踏まえて、もう一度フルボディのやりとりを見てみましょう。

フルボディ

「イテュルッブルガー・シュタインだな !! 違うかウェイター?」

サンジ

「クソ違います お客様」

フルボディー

「オイオイどうなってんだ 確かに おれは今のワインを出せと 店主(オーナー)に予約入れといたハズだぜ !!! 」

(第5巻43話)

フルボディが頼んだワイン「イテュルッブルガー・シュタイン」を、ここまで考えたように『フランケンシュタイン』、つまり「人造人間」という単語に変え、さらには「フルボディ」をサンジの父『ジャッジ』に変えても、2人のやりとりを創作してみましょう。

すると⇒ジャッジ「おまえは優秀な人造人間だな !! 違うかサンジ?」⇒「クソ違います お父様」⇒ジャッジ「オイオイ どううなってんだ 確かに おれは優秀な人造人間を出せと 部下に言ったハズだぜ !!!」

という会話の流れになり、それは見事にサンジとジャッジの会話にマッチします。

サンジはイチジ・ニジ・ヨンジと同じように、強化された「人造人間」として生まれるはずでした。

しかし、サンジだけが強化に失敗してただの人間であることがわかり、ジャッジは失望していました。(第840話)

第43話で仕込んだ「鉄拳のフルボディのワイン」の伏線は、18年後の第840話で見事に回収されたのです。

 - 未分類