【キングダム】王翦の業(ぎょう)イナゴ攻めを予測 !?

   


 

鄴(ぎょう)攻めで王翦(おうせん)が練った策

 

鄴(ぎょう)周辺の9城の民をイナゴに仕立てた蝗害(こうがい)をもたらす策であった。

蝗害(こうがい)とは、世界中で現在でも起こる農作物への被害です。

古代中国では蝗害(こうがい)で国が滅びてしまったほど、史実とも関係が深いようです。

中国での蝗害(こうがい)は、たいていはトノサマバッタにより引き起こされます。

では、蝗害(こうがい)はどうして生じるのでしょうか?

その事はバッタの特徴を見てみるとあきらかです。

バッタは、ある程度密集して成長すると、その子供が群生相と呼ばれる特徴に変貌します。

その変貌は、外見はもちろんのこと、食べられる植物まで変わってしまうというのだから、一種の進化とも言えるかも知れません。

常に生じるわけではなく、ある程度の間をあけて生じるのが特徴のようです。

現在でも、所によってときどき生じている災害で、場所によっては多大な被害をもたらしていて、テレビのニュースにもなったりしてますよね。

 

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群生相の反対は孤独相

 

蝗害(こうがい)は中国では、水害と旱害と並んで、三大災害とされています。

バッタの群れが発生した所では、畑はもちろんのこと、草という草が全てが食い荒らされて枯れてしまいます。

災害の広さも凄まじく広く、災害が生じると人々が飢えてしまうということになります。

古代中国においても、8年に一回くらいの頻度で発生していて大きな被害が出ていたようです。

1396年から250年の間、中国を制した明(みん)でも、蝗害(こうがい)が発生し、滅亡の危機にひんしたと史実にあります。

史実では明(みん)は、3年たらずの間で蝗害(こうがい)が発生し、甚大な被害が出たというふうに記されています。

そして、明(みん)が滅亡する1644年ころには、この蝗害(こうがい)の発生が数多く記されています。

日本でも、幾万石とかその国の力量を見るのに米の収穫高であらわしていました。

穀物の出来高で国の力量をあらわすのならば、それがイナゴによって数年おきに食い荒らされてしまうとなると、兵や民を食わせることができなくなってしまいますよね。

(参考までに、1石とは約150kgで大人の男性が1年間に食べる米の量だそうです。1万石ということは大人の男性1万人をやしなうことができる米の量ですね)。

 

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蝗(イナゴ、こう)という漢字

 

虫の皇帝という意味にもとれるこの漢字。

その意味は、イナゴの災害が、皇帝の考え方一つで災害になるかどうかが決まっているからという説まであるようです。

古代エジプトのピラミッドの壁画にも記されていて、ヨハネの黙示録にもその記述があり、神話や伝説にも登場する蝗(イナゴ)。

さらには、発生する時期が定まってはいないということで、人の知恵でははかることができない別の力の働きが信じられていたとしてもおかしくはないですね。

古代中国では蝗害(こうがい)の被害もかなりのモノで、キングダムの時代でも、もちろんイナゴの災害の怖さは誰もが知るところだったのでしょう。

 

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民たちをイナゴに !?

 

民たちをイナゴ化する策。ここまで読んでくると、その凄まじさはイナゴ比ではないと思いませんか !?

民たちの数がイナゴよりも少ないとしても、食べる食物の量はイナゴとは大きくことなりますよね。

そう考えるならば数と量を単純に比べてみても、民たちが通る場所は一気に蝗害(こうがい)の被害にみまわれたと同様の被害が予想されます。

蝗害(こうがい)にみまわれて、終戦となった史実があるように、鄴(ぎょう)についても、また戦が続けられるとは思えませんね。

 

攻め落とせない鄴(ぎょう)を攻めずに落とす !?

 

イナゴ(難民)を作りだし、蝗害(こうがい)によって、鄴(ぎょう)を落とす。
そして、趙(ちょう)の民を盾にして自軍を守る。

まさに、王翦(おうせん)の策は、李牧(りぼく)を超えていると言ってもいいのではないでしょうか。

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