【キングダムのネタバレと最新の考察】第554話から死闘を繰り広げる壁(へき)の強さをおさらい!

橑陽の戦(りょうようのたたかい)で、兵糧を失ってしまうという大失態を犯してしまい、危機的状況となっている壁(へき)。
壁(へき)は生真面目であり、少しづつですが、着実に将軍まで上り詰めました。
壁(へき)の歩んできた道を振り返りながら、その真面目さが、今後どうプラスに転じていくのか考察してみました。
意外と人気者な壁?
壁(へき)は、なぜか読者の人気者のようですと作者原先生が以前コメントしていました。
連載をはじめた頃は、壁(へき)は屯留(とんりゅう)で逝く予定だったそうですが、史実の訳の間違いから命拾いしたというエピソードは、ご存知の方も多いのでは。
はたして、壁(へき)が人気者である理由は、どうしてなのでしょう?
おそらく、天賦の才や、怪物的能力があるわけでもなく、「凡人」であり「普通」なところにあるのではないでしょうか。
何というか、親しみやすいといいますか、凡人であるがゆえに共感できる部分も多いのではないでしょうか?
壁(へき)は史実にこそ名を残すことはありませんでしたが、実際にこの時代を戦い抜いた武将たちの代表のような存在なのかもしれません。
なんか、弱弱しい印象もあり、無能将軍だと言われることもしばしばありました。
しかし、着実に歩んでいく壁(へき)は、その苦境においての勝負強さや生真面目さが高く評価されていることも事実です。
兄貴分として、信(しん)の成長にはなくてはならなかった壁(へき)の存在も忘れてはいけません。
壁の歩んできた道を振り返る
壁(へき)は昌文君の副官として2巻から登場しました。
その後、魏(ぎ)との戦いに参戦した時には千人将になっていました。
的確な指示と、強い口調で部下に檄を飛ばすなど活躍していました。
下僕であった信(しん)の活躍に影響されて、武官の極みである大将軍になると誓っていた壁(へき)でした。
山陽平定戦の時には、軍略に明るいことを王翦(おうせん)に買われ、臨時ではありましたが、五千将に任命されます。
地形を生かした戦術に長けているようでしたが、それは基本的な軍略をきちんと理解している
ことの表れで、真面目に学んでいたことがわかります。
王翦(おうせん)には囮(おとり)として扱われていましたが、そもそも実力がなければ囮(おとり)にすらなれません。
王翦(おうせん)も壁(へき)の能力を評価した上で囮(おとり)として用いたのでしょう。
しかし、壁(へき)自身はこのこともあって、王翦(おうせん)のことはあまり信用していないと46巻で語っています。
対合従軍戦では三千人将となり、蒙武(もうぶ)の軍に入ります。
策も何もなく楚(そ)の汗明(かんめい)の6万の軍に突撃させられた壁(へき)は、一瞬で状況判断し、蒙武(もうぶ)の檄の勢いに乗り、活路を切りひらきました。
ここでも囮(おとり)となったような気もしますが、見事にその役割を果たします。
成蟜(せいきょう)の乱では討伐軍総大将として一気に上り詰めます。(35巻)
井蘭車(せいらんしゃ)を装備できるほどの力を蓄えました。
ここで逝くという当初の設定がなくなって良かったですね!
こうしてコツコツとですが、着実に将軍への階段を登って行った壁(へき)。
無能だとか、囁かれたりするけれど、やはり将軍となっただけのことはあり、数々の戦いを通して基本的な戦術や武力に磨きをかけてきたように感じます。
怪物的な要素はありませんが、武力、知力、指揮力のバランスのとれた将軍と言えるのではないでしょうか。
漫画キングダムのコミックでいつか表紙を飾ってくれることでしょう!
橑陽の戦い
キングダム第552話で描かれている橑陽の戦い(りょうようのたたかい)。
壁(へき)は、なかなかいいところが見られませんが、これまでに何度も死線をくぐってきた壁(へき)です。
苦境のときの勝負強さがあります。
加えて、「戦友」と言ってくれた楊端和(ようたんわ)のために、何としても挽回して役に立ちたいという強い思いがあります。
今後の壁(へき)の活躍に注目です。
楊端和(ようたんわ)との関係が発展するかもしれませんね!
楊端和(ようたんわ)は、キングダム一の美人です。
誰もが憧れる存在ですが、壁(へき)も惚れているような素振りが見て取れます。
楊端和(ようたんわ)と話すときに、ぽっとなるのがかわいいというかなんというか・・・。
ちょっと、むっつりな感じもしますが・・・。
そんな恋愛要素も楽しみながら壁(へき)の今後の活躍に期待したいところです!